CASE STUDY

弥生販売サーバの老朽化とNAS障害をきっかけに、サーバ運用とバックアップをTOPLinkへ移行

既存TOPLink・VDI環境を利用していた企業で、老朽化した弥生販売サーバをTOPLink Hostへ移行し、最新バージョンへのデータ移行とバックアップ自動化を実施。その後、停電によるNAS障害をきっかけにNASもTOPLink Backupの対象とし、販売管理データと社内ファイルの双方を事務所内の機器だけに依存しない構成へ発展させた事例。

業種
製造業
従業員数規模
20~30名
拠点数
1拠点
地域
東京

導入前のお客様環境

  • TOPLinkを利用
  • TOPLink 総合脅威対策を利用
  • TOPLink VPNを利用
  • VDI環境を利用
  • 日常業務は主にVDI上で実施
  • 事務所内にNASを設置し、ファイル共有に利用
  • 事務所内に弥生販売ネットワーク版用のWindows Serverを設置
  • 弥生販売はオンプレミスのサーバを中心とした構成
  • サーバ、UPS、バックアップなどの運用を一部自社で実施
  • NASについては事務所内のみで運用

ご相談いただいた内容・お客様の悩み

既存の弥生販売用サーバが老朽化し、ハードウェア故障や保守終了などのリスクが高まっていたことから、サーバリプレースについてご相談いただきました。

あわせて、利用していた弥生販売のバージョンも古くなっていたため、サーバ更新と同時に最新バージョンへ移行したいという要望がありました。

当初は従来どおり事務所内へ新しい物理サーバを設置する方法も検討されましたが、サーバ本体だけでなくUPS、保守、バックアップ、運用管理まで含めると、初期投資と継続的な管理負担が大きくなることが課題となりました。

その後、事務所の停電をきっかけにNASが正常に利用できなくなる障害も発生しました。

NASの設定がリセットされ、再設定によってネットワーク接続自体は復旧したものの、約2営業日にわたって共有ファイルへアクセスできない状態となりました。

最終的にはデータ消失には至りませんでしたが、「もしデータまで失われていたら」という不安が大きくなり、NASについても事務所外へバックアップを取得する必要性が明確になりました。

課題と実施内容

関連して実施した見直し

お客様では、もともとTOPLink、TOPLink 総合脅威対策、TOPLink VPN、VDIを利用しており、日常の業務環境はすでにTOPLink基盤を中心に構成されていました。

今回、弥生販売サーバをTOPLink Hostへ移行したことで、販売管理システムについても同じ基盤へ集約しました。

さらに、その後発生したNAS障害をきっかけに、社内に残っていたNASについてもTOPLink Backupによる保護を追加しました。

これにより、ネットワーク、リモートアクセス、VDI、販売管理サーバ、バックアップまでをTOPLink基盤上で一貫して管理できる構成となりました。

導入した全体構成

  • TOPLink
  • TOPLink 総合脅威対策
  • TOPLink VPN
  • VDI
  • TOPLink Host
  • TOPLink 弥生サーバ移行パック
  • Windows Server
  • 弥生販売ネットワーク版
  • TOPLink Backup
  • 社内NAS
  • NASバックアップ
  • サーババックアップ

導入後、全体としてどう変わったか

導入後の変化

事務所内に置いて管理するIT環境から、TOPLink側へ運用を集約

導入前からTOPLinkやVDIを利用していましたが、販売管理サーバとNASは事務所内に残っていました。

弥生販売サーバの老朽化をきっかけに、販売管理システムをTOPLink Hostへ移行したことで、物理サーバやUPSを事務所内に置く必要がなくなりました。

サーバのバックアップも自動化され、利用者が日常的にサーバ状態やバックアップを管理する必要がなくなりました。

さらにNAS障害を経験したことで、社内ファイルについてもTOPLink Backupによる事務所外バックアップを追加しました。

現在は、販売管理システムとNASの重要データの双方について、事務所内の機器だけに依存しない構成となっています。

既存のTOPLink、VDI、VPN環境を活用したことで、新しい仕組みを個別に追加するのではなく、既存基盤へ機能を段階的に追加する形でIT環境を発展させることができました。

お客様の声

弥生販売のサーバを入れ替えるにあたり、物理サーバを購入するとサーバ本体だけでなく、UPSや保守、バックアップなども必要になるため、想像以上に費用がかかることが分かりました。

TOPLinkへ移行したことで大きな初期投資をせずに済み、バックアップや日常の管理まで任せられる点が良かったです。

サーバやUPSが事務所からなくなり、スペースも広く使えるようになりました。

NASの障害では実際に2営業日ほどファイルを使えず、もしデータまで消えていたらと考えると非常に不安になりました。

今はNASも自動的にバックアップされているため、障害やファイルの誤削除があっても復旧できるという安心感があります。

とくじ担当者コメント

弥生販売サーバ移行時

もともと利用されていた弥生販売のバージョンが古かったため、最新バージョンへ一度に移行するのではなく、複数のバージョンを経由して段階的にデータ変換を行いました。

販売管理システムは日々の業務に直結するため、技術的に移行できるだけでなく、できるだけ業務へ影響を与えないことを重視しました。

旧環境をすぐに停止せず、新旧環境を並行して利用できる状態を用意し、一部ユーザーの方に新しい環境を事前に確認していただきました。

問題がないことを確認してから最終データを移行したことで、大きな業務停止を発生させることなく切り替えることができました。

利用者の皆様にも検証へ協力していただけたことが、スムーズな移行につながったと考えています。

NASバックアップ導入時

NAS障害が実際に発生したことで、バックアップの必要性を実感されたケースでした。

今回幸いだったのは、NASの設定情報が失われたものの、保存データ自体は残っていたことです。

しかし、同じ障害で必ずデータが残るとは限りません。

NAS本体のRAIDは機器障害への一定の対策にはなりますが、それ自体がバックアップになるわけではありません。

そこで、現在利用しているNASはそのまま残し、TOPLink Backupによって別の場所へデータを保管する構成としました。

IT担当者がいない企業では、バックアップの仕組みを作るだけでなく、「日常的に誰が確認するのか」「障害時に誰が復旧するのか」まで含めて設計することが重要です。

今回、バックアップ取得から復旧時の相談まで当社で対応できる構成にしたことで、お客様の運用負担を増やさずにデータ保護を強化することができました。