CASE STUDY

既存の販売管理環境を活かしながら、Wi-Fi・セキュリティ・バックアップ・外出先利用までIT環境を再整備

既存のオンプレミス販売管理システムをそのまま活かしながら、TOPLinkを基盤としてWi-Fi、境界セキュリティ、NASバックアップ、外出先からのリモート利用までIT環境全体を再設計した事例。

業種
卸売・販売業
従業員数規模
21~50名
拠点数
1拠点
地域
東京

導入前のお客様環境

  • LAN+インターネット接続
  • フレッツ光ネクスト+オフィス電話
  • NASで社内ドキュメントを管理
  • 販売管理用オンプレミスWindows Serverを利用
  • 販売管理システムはオフィス機器業者から導入
  • IT担当者は他業務と兼任
  • 複合機もオフィス機器業者から導入
  • パソコンは1人1台
  • 販売管理用端末は共用
  • ウイルス対策ソフト導入済み
  • 社内Wi-Fiは未設置

ご相談いただいた内容・お客様の悩み

外回りの営業担当者が在庫状況をリアルタイムで確認できず、その都度社内へ電話で問い合わせる必要がありました。営業担当者だけでなく、問い合わせを受ける社内側にも手間がかかっていました。

また、倉庫で在庫を確認する際にもWi-Fiがないため、パソコンを持ってその場で情報を確認することができませんでした。会議時にも、自席から離れて自分のパソコンを利用できないという不便がありました。

セキュリティについては、一般的な対策ができていればよいと考えていたものの、実際にどの程度の対策が必要なのか、自社の構成で十分なのかを判断することは難しい状況でした。

課題と実施内容

THEME 01

パソコンを移動できず、別の場所で作業できない

社内Wi-Fiがなく、有線LANに接続できる場所でしかパソコンを利用できない状態でした。

課題の内容

社内ネットワークは有線LANのみで構成されていたため、パソコンを自席から持ち出して利用することができませんでした。

倉庫で在庫を確認する場合も、その場で販売管理情報を確認できず、会議でも自分のパソコンを持って参加できないなど、業務場所に応じた柔軟な利用ができないことが課題となっていました。

提案方針

TOPLinkの導入を見据えて社内LANを再設計し、複数フロアをカバーできるWi-Fi環境を新たに構築することを提案しました。

1フロアが広く複数フロアにまたがるため、複数のアクセスポイントを設置し、移動時にも接続先を意識せず利用できるローミング構成としました。

この提案を採用いただいた理由

フロアが広く複数階にまたがるため、Wi-Fiの電波範囲が懸念されていました。

複数のWi-Fi機器を配置し、利用者が移動しても自動的に接続先が切り替わる構成とすることで、建物内を移動しながら利用できる点を評価いただきました。

社内LANを再設計し、複数フロアをカバーするWi-Fi環境を構築

  • TOPLink導入を前提としたLAN再設計
  • Wi-Fiアクセスポイントの設置
  • 複数フロアをカバーする配置設計
  • Wi-Fiローミング設定
RESULT

倉庫や会議スペースでも、自分のパソコンをそのまま利用できる環境へ

Wi-Fi導入により、倉庫で在庫を確認する際にもパソコンを持ち込み、その場で情報を確認できるようになりました。

また、会議にも自分のパソコンを持って参加できるようになり、1階から2階へ移動した場合もWi-Fi接続を維持したまま利用できる環境となりました。

THEME 02

専任IT担当者がおらず、自社のセキュリティ対策が十分なのか分からない

ウイルス対策ソフトは導入していましたが、ネットワークを含めたセキュリティ対策が十分なのか判断できない状態でした。

課題の内容

顧客情報や契約情報などを取り扱う一方で、セキュリティ対策は各PCへのウイルス対策ソフト導入が中心でした。

情報漏えいやサイバー攻撃に関するニュースを目にする機会が増える中で、自社の対策が十分なのかを判断することが難しく、IT担当者も専任ではないため、何から対応すべきかを自社だけで整理することが難しい状況でした。

提案方針

通信経路の保護とネットワーク境界のセキュリティ強化を目的として、TOPLinkとTOPLink 総合脅威対策を組み合わせた構成を提案しました。

社内にUTMを設置してお客様自身で管理するのではなく、TOPLink経由でデータセンター側のUTMを利用し、設定・監視・運用まで当社側で継続的に支援する構成としました。

この提案を採用いただいた理由

オフィス機器業者からはUTM製品を中心とした提案を受けることが多かった一方で、当社では現在の環境や業務内容、不安に感じている点を確認した上で必要な対策を整理したことを評価いただきました。

また、UTMを社内で管理する必要がなく、導入後の監視や運用まで任せられるため、専任IT担当者がいない環境でも継続して利用できる点が採用理由となりました。

TOPLinkと総合脅威対策を導入し、境界セキュリティをデータセンター側へ集約

  • 既存ルータをTOPLinkレンタルルータへ置き換え
  • TOPLink閉域ネットワークへ接続
  • ファイアウォール設定
  • IPSによる不正通信対策
  • WebBlockerによるWebアクセス制御
  • 標的型攻撃対策
  • Gateway AntiVirusによるマルウェア対策
  • UTM設定・監視を当社側で実施
RESULT

ウイルス対策だけの環境から、通信全体を保護するセキュリティ環境へ

TOPLink 総合脅威対策の導入により、ファイアウォールに加えてIPS、WebBlocker、標的型攻撃対策、Gateway AntiVirusを含む境界セキュリティ対策を実装しました。

また、UTMの設定や監視を当社側で行うことで、専任IT担当者を置かずに継続運用できる体制を構築しました。障害やセキュリティ上の問題が発生した際の相談窓口も明確になりました。

THEME 03

NASに重要データを保存しているが、バックアップがない

NASに重要データを保存していましたが、バックアップ方法や障害時の復旧方法を決められていませんでした。

課題の内容

顧客情報や契約情報などの重要データは社内NASで管理していましたが、NAS本体とは別のバックアップがありませんでした。

日常業務では問題なく利用できていたものの、NASの故障や災害等で機器が利用できなくなった場合に、どのようにデータを復旧するのかが明確になっていませんでした。

重要な情報を預かる立場として、万一の際にも業務を継続できる環境を整備する必要がありましたが、自社だけでバックアップ方式や復旧手順を設計・運用することは難しい状況でした。

提案方針

TOPLink Backupを利用し、NASのデータを当社データセンターへバックアップする隔地バックアップ環境を提案しました。

単にバックアップデータを保管するだけでなく、バックアップポリシーと復旧手順を整理し、障害発生時に当社へ相談できる運用体制まで含めて整備しました。

この提案を採用いただいた理由

バックアップデータをデータセンターへ保管できることに加え、バックアップ運用を自社で管理する必要がなく、障害発生時には復旧についても相談できる点を評価いただきました。

データを保管するだけでなく、万一の際の対応まで相談できることで、自社だけで復旧方法を判断する負担を減らせる点が採用理由となりました。

NASバックアップと復旧体制を整備

  • TOPLink Backupを導入
  • NASデータをデータセンターへ隔地バックアップ
  • バックアップポリシー設定
  • 復旧手順の整備
  • 定期的な運用確認
RESULT

NASだけに依存せず、データセンターにも復旧用データを持つ構成へ

重要データをNASだけに保存している状態から、データセンター側にもバックアップを保管する構成へ変更しました。

NASに障害が発生した場合の復旧方法と相談先が明確になり、データ消失や業務停止が発生した際にも、業務再開に向けて対応できる体制を整備しました。

THEME 04

外回りの営業が在庫状況をリアルタイムで確認できない

販売管理システムが社内からしか利用できず、外出中の営業担当者は在庫確認のたびに社内へ電話する必要がありました。

課題の内容

販売管理システムは社内のオンプレミス環境で利用していたため、外回りの営業担当者が外出先から直接在庫状況を確認することができませんでした。

そのため、顧客先で在庫確認が必要になるたびに社内へ電話し、社内担当者が販売管理システムを確認して回答する運用となっていました。

営業担当者と社内担当者の双方に手間がかかるだけでなく、顧客への回答にも時間がかかることが課題でした。

提案方針

既存の販売管理システムを新しいクラウドサービスへ置き換えるのではなく、TOPLink VPNを利用して外出先から社内ネットワークへ安全に接続し、既存の販売管理端末をリモート利用する構成を提案しました。

既存の販売管理システムをそのまま活かすことで、大規模なシステム更改を行わず、比較的小さな変更で外出先から利用できる環境を目指しました。

この提案を採用いただいた理由

現在利用している販売管理システムを大きく変更することなく、比較的少ないコストで外部から販売管理システムを利用できるようになる点を評価いただきました。

TOPLink VPNとリモート接続で、既存の販売管理システムを社外から利用

  • TOPLink VPNを導入
  • 外出先から社内ネットワークへ接続できる環境を構築
  • 販売管理端末へのリモート接続を設定
  • リモート接続を考慮して販売管理端末を固定IP化
  • 既存の販売管理システムは変更せず継続利用
#TOPLink VPN#リモートデスクトップ
RESULT

社内への電話確認を減らし、営業担当者が外出先から在庫を直接確認できる環境へ

営業担当者がTOPLink VPN経由で社内ネットワークへ接続し、販売管理端末をリモート利用できるようになりました。

これにより、外出先から販売管理システムの在庫情報を直接確認できるため、在庫確認のたびに社内へ電話して確認を依頼する必要を減らすことができました。

既存の販売管理システムをそのまま利用しているため、業務手順を大きく変えずに社外利用へ対応しています。

関連して実施した見直し

今回の対応では、Wi-Fi、セキュリティ、バックアップ、リモートアクセスを個別に追加するのではなく、TOPLink導入を前提として社内LAN全体を再設計しました。

これにより、社内ではWi-Fiを利用して場所を選ばず業務を行えるようにし、社外からはTOPLink VPNを利用して既存の販売管理システムへアクセスできるようにしました。

また、ネットワーク境界のセキュリティとNASバックアップについてはデータセンター側へ集約し、社内だけで管理する対象を増やさない構成としました。

導入した全体構成

  • TOPLinkレンタルルータ
  • TOPLink閉域ネットワーク
  • TOPLink 総合脅威対策
  • TOPLink Backup
  • TOPLink VPN
  • 社内Wi-Fi
  • 既存NAS
  • 既存販売管理用Windows Server
  • 販売管理端末へのリモート接続

導入後、全体としてどう変わったか

導入後の変化

既存システムを残しながら、社内外から使いやすく、運用を任せられるIT環境へ

TOPLinkの導入をきっかけに、社内LANを再設計し、Wi-Fiによって倉庫や会議スペースでもパソコンを利用できる環境を整備しました。

セキュリティ面では、従来のウイルス対策ソフトだけの構成から、ネットワーク境界で複数の脅威対策を行う構成へ変更しました。NASの重要データについてもデータセンターへのバックアップを開始しています。

さらに、TOPLink VPNとリモート接続を利用することで、従来から利用している販売管理システムを入れ替えることなく、営業担当者が外出先から利用できるようにしました。

IT専任担当者がいない環境でも、ネットワーク、セキュリティ、バックアップ、リモートアクセスについて当社へまとめて相談できる体制となりました。

お客様の声

以前はウイルス対策ソフトを導入しているだけで、自社のセキュリティ対策が十分なのか判断できませんでした。

今回の導入によって、通信環境、バックアップまで含めて自社に必要な対策を整理することができました。

また、何か問題が発生した際にも相談できる体制が整ったことで、自分たちだけで判断する必要がなくなり、安心感につながっています。

製品を導入するだけではなく、導入後の運用まで継続して支援してもらえることに大きな価値を感じています。

他社ではUTMの追加オプションと言われていた標的型攻撃対策も含まれていた点も良かったです。

とくじ担当者コメント

ご相談当初は、社内でのパソコン利用の不便さやセキュリティへの不安が中心でしたが、環境を確認すると、NASにバックアップがないことや、販売管理システムを外出先から利用できないことも業務上の課題となっていました。

そこで、既存の社内LANや販売管理システムをできるだけ活かしながら、Wi-Fi、ネットワークセキュリティ、バックアップ、リモートアクセスをまとめて再設計しました。

特に販売管理については、システムそのものを入れ替えなくても、ネットワークと接続方法を見直すことで業務改善できるケースです。

Webアクセス制御については、業務に影響しないよう、お客様と確認しながらチューニングを行いました。