CASE STUDY

コロナ禍の在宅勤務対応をきっかけに、VDI・販売管理・2拠点接続までTOPLinkへ統合

コロナ禍の在宅勤務対応をきっかけに、助成金を活用してVDIを導入し、Active Directory、ファイル共有、販売管理システム、バックアップ、セキュリティ、リモートアクセスをTOPLink基盤へ段階的に集約。その後の第2拠点開設にも、既存基盤をそのまま活用して最小限の設備で対応した事例。

業種
卸売・販売業
従業員数規模
10~20名
拠点数
導入当初1拠点、その後2拠点
地域
東京

導入前のお客様環境

  • 複合機販売会社から提案された構成をベースに社内LANを構築
  • 社内にWindows Server+SQL Serverによる販売管理システムを設置
  • 販売管理システムはクライアント/サーバ方式
  • NASを利用して社内ファイルを共有
  • 業務は原則として事務所内で実施
  • 銀行業務では、電子証明書を登録した特定端末を利用
  • 社外から社内システムを利用するための標準的な仕組みは未整備

ご相談いただいた内容・お客様の悩み

コロナ禍をきっかけに、在宅勤務でもできるだけ事務所と同じように業務を行える環境を整備したいというご相談をいただきました。

単純にファイルだけを社外から参照できればよいのではなく、販売管理システムや社内ファイル、銀行業務などを含め、普段利用している業務環境をできるだけそのまま在宅勤務でも利用したいという要望がありました。

特に銀行業務では、電子証明書が特定の端末へ登録されているため、その端末を社外から利用できる仕組みが必要でした。

一方で、リモートデスクトップだけでは端末の電源が入っていない場合や再起動が必要になった場合に利用者自身で対応できず、継続的な在宅勤務環境としては運用面に課題がありました。

また、東京都の助成金を活用できる可能性があったため、費用面も考慮しながら最適な方式を検討しました。

課題と実施内容

関連して実施した見直し

今回の導入では、単純な在宅勤務対応だけではなく、社内に存在していたサーバ、ユーザー認証、ファイル共有、販売管理システム、バックアップ、ネットワークセキュリティを段階的にTOPLink基盤へ集約しました。

これにより、社員が事務所、自宅、第2拠点のどこから利用しても、基本的に同じ業務環境へアクセスできる構成となりました。

また、IT基盤の中心を事務所内ではなくデータセンター側へ置いたことで、後から第2拠点を追加した際にも、新しい拠点ごとにサーバやUTMを用意する必要がありませんでした。

導入した全体構成

  • 本社
  • 第2拠点
  • TOPLink閉域ネットワーク
  • TOPLink VPN
  • TOPLink 総合脅威対策
  • TOPLink Host
  • Windows Server
  • Active Directory
  • VMware Horizon
  • VDI
  • 共有ファイル環境
  • Windows Server+SQL Serverによる販売管理システム
  • TOPLink Backup
  • リモートアクセス環境

導入後、全体としてどう変わったか

導入後の変化

「事務所にあるシステム」から「場所を選ばず利用できる業務基盤」へ

導入前は、Windows Server、販売管理システム、NASなどが事務所内に設置され、業務も基本的に事務所へ出社して行うことを前提としていました。

コロナ禍をきっかけにVDIを導入し、Windows環境そのものをTOPLinkデータセンター側へ配置したことで、自宅からでも事務所と同じ業務環境を利用できるようになりました。

さらに、Active Directory、ファイル共有、販売管理システム、バックアップもTOPLink側へ集約しました。

その後、第2拠点を開設した際にも、既存IT基盤を新たに構築し直す必要はなく、TOPLinkへ拠点を追加するだけで本社と同じシステムを利用できるようになりました。

結果として、事務所、自宅、第2拠点という利用場所に依存せず、同じ認証、同じファイル、同じ販売管理システムを利用できるIT基盤へ発展しました。

お客様の声

コロナ禍で急に在宅勤務が必要になりましたが、単にメールやファイルが使えるだけではなく、普段の業務環境をそのまま利用できるようにしたいと考えていました。

VDIを導入したことで、自宅からでも会社とほぼ同じ環境で仕事ができるようになり、銀行業務など特定端末が必要だった作業にも対応できました。

販売管理システムもデータセンターへ移行したことで、事務所内のサーバが減り、スペースや騒音を気にする必要もなくなりました。

後から第2事務所を追加した際も、大きな設備を用意せず、ルータを設置するだけで既存のIT環境をそのまま使えた点は非常に便利でした。

とくじ担当者コメント

VDIは一般的に導入コストが高くなりやすい方式ですが、今回は費用の大きな割合を占めるライセンス費用について助成金を活用できたため、お客様の要件に最も適したVDI方式を採用することができました。

当初は単純なリモートデスクトップも検討しましたが、実運用を考えると、利用者自身が仮想PCの電源投入や再起動を行えるVDI方式の方が適していました。

VDI基盤については、TOPLinkデータセンター内にお客様専用の仮想サーバ環境を構築し、その中に必要なVMを配置しています。

すでにTOPLinkをネットワーク基盤として利用していただいたことで、VPN、認証、サーバ、バックアップなどの基本構成を共通基盤上で構築でき、一般的に各機能を個別に構築する場合と比較してシンプルに設計することができました。

さらに、社内にあった販売管理システムもTOPLink Hostへ移行したことで、ネットワーク、サーバ、VDI、販売管理、バックアップ、外部アクセスをTOPLink上へ集約することができました。

その後、第2拠点を追加した際にも、既存のTOPLink基盤をそのまま利用できたため、新拠点側には最小限の設備だけで済みました。

今回の事例は、TOPLinkへシステムを集約しておくことで、在宅勤務や拠点追加など、後から発生する事業環境の変化にも柔軟に対応できることを示す事例だと考えています。