CASE STUDY

3拠点をTOPLinkで接続し、Active Directoryと共有ファイルサーバで全社共通の業務環境を構築

3拠点に分散していたNASとIT環境を、TOPLinkとTOPLink Hostを利用してデータセンターへ集約し、Windows Server、Active Directory、共有フォルダ、境界セキュリティ、バックアップを全社共通基盤として構築した事例。

業種
建築・不動産
従業員数規模
20~30名
拠点数
3拠点
地域
東京

導入前のお客様環境

  • 本社と2か所の支店、合計3拠点で業務を実施
  • 各拠点では基本的に同様の業務を実施
  • 各拠点にNASを設置し、拠点内でファイルを共有
  • 拠点間でNASのデータを共有する仕組みはなし
  • 各拠点に個別のインターネット回線を敷設
  • UTMは設置されておらず、ルータによるインターネット接続
  • Active Directoryなどの共通認証基盤はなし
  • IT専任担当者は不在
  • ファイルアクセス権限は十分に管理されていない状態
  • 拠点ごとに使用する書式やドキュメントが異なるケースがあった
  • サーバデータの統一的なバックアップ体制は未整備

ご相談いただいた内容・お客様の悩み

本社と2か所の支店で同じ業務を行っていましたが、各拠点ではそれぞれ独立したNASを使用していたため、拠点をまたいでファイルを共有することができませんでした。

同じ業務でありながら、拠点ごとに異なる書式やドキュメントが使用されることもあり、全社で情報や業務ルールを統一することが難しい状態でした。

また、IT専任担当者がいないため、部署や役割に応じて「誰がどのファイルへアクセスできるか」を適切に設定・管理することができませんでした。

インターネット接続についても各拠点がルータのみで接続されており、ファイアウォールやWebアクセス制御などを含めたセキュリティ対策を強化したいというご相談がありました。

さらに、業務データについて、障害発生時に備えたバックアップ環境も整備したいというご要望がありました。

課題と実施内容

関連して実施した見直し

今回の導入では、単純に3拠点をネットワークで接続するだけではなく、これまで各拠点に分散していたIT環境そのものを整理しました。

ファイルサーバとActive Directoryをデータセンター側へ集約し、3拠点から共通利用することで、ユーザー管理、ファイル管理、権限管理を一元化しました。

さらに、インターネットセキュリティとバックアップについてもデータセンター側へ集約することで、各拠点に個別のサーバやUTM、バックアップ環境を持たせない構成としています。

導入した全体構成

  • 本社+2支店の3拠点
  • 各拠点のTOPLinkレンタルルータ
  • TOPLink閉域ネットワーク
  • TOPLink Host
  • Windows Server
  • Active Directory
  • 全社共通共有フォルダ
  • フォルダアクセス権限管理
  • TOPLink 総合脅威対策
  • データセンター側UTM
  • TOPLink Backup
  • Windows Serverの自動バックアップ

導入後、全体としてどう変わったか

導入後の変化

拠点ごとに分かれていたIT環境を、全社共通のIT基盤へ

導入前は、本社と2支店がそれぞれ独立したネットワークとNASを使用しており、同じ会社でありながら情報共有やファイル管理が拠点単位に分かれていました。

TOPLink導入後は、3拠点を閉域ネットワークで接続し、TOPLink Host上のWindows Serverを全社共通のファイル基盤として利用する構成へ変更しました。

Active Directoryによってユーザーを一元管理し、共有フォルダについても部署や役割に応じたアクセス権限を設定できるようになりました。

さらに、インターネット通信はデータセンター側のUTMへ集約し、サーバについても自動バックアップを行うことで、ネットワーク、認証、ファイル共有、セキュリティ、バックアップを一体的に管理できる環境となりました。

IT専任担当者がいない企業でも、各拠点に複雑なシステムを設置することなく、全社共通のIT基盤を利用できる構成です。

お客様の声

以前は各拠点で別々のNASを使っていたため、他の拠点の資料を確認したい場合に手間がかかっていました。

今はどの拠点からでも同じ共有フォルダを利用でき、同じ書式や資料を使えるようになったため、非常に便利になりました。

また、フォルダごとにアクセスできる社員を設定できるようになり、情報管理の面でも安心できるようになりました。

インターネットのセキュリティ対策やサーバのバックアップについてもまとめて任せられるため、自社でIT専任担当者を置かなくても運用できています。

とくじ担当者コメント

今回のお客様では、3拠点で同じ業務を行っているにもかかわらず、IT環境が拠点ごとに分断されていることが大きな課題でした。

単に拠点間VPNを構築するだけでもNAS同士を接続することはできますが、それではユーザー管理やファイル権限、書式の統一といった課題は残ります。

そこで、3拠点をTOPLinkで接続した上で、Windows ServerとActive Directoryをデータセンター側へ集約し、全社共通のIT基盤として設計しました。

Microsoft 365やクラウドストレージを利用する方法もありますが、今回はお客様がユーザー単位のクラウドライセンス費用に抵抗を感じていたことから、既存のWindows環境との親和性が高いWindows Serverを選択しています。

重要なのはクラウド化すること自体ではなく、お客様の業務、コスト感、運用体制に合った方法で情報を一元管理できる環境を作ることだと考えています。