CASE STUDY

小規模事業者のIT基盤整備から、6年後のセキュリティ強化・AI活用まで継続して支援

小規模な行政認可事業者の新事務所開設にあわせて、TOPLinkを基盤にWindows Server、Active Directory、境界セキュリティ、バックアップ、リモートアクセスを構築。その後6年間利用した既存IT基盤を活かしながらMicrosoft 365、端末管理、Entra ID、Copilot、AIエージェントへ拡張し、セキュリティと権限管理を維持したままAI活用基盤へ発展させた事例。

業種
建築・不動産
従業員数規模
導入当初 約5名
拠点数
1拠点
地域
東京

導入前のお客様環境

会社起業当初はレンタルオフィスを利用しており、社員それぞれが自分のパソコンで業務を行っていました。

専用の社内サーバや共有ストレージはなく、社員間でファイルを共有する際にはメール添付などを利用していました。

また、専任のIT担当者はいない状態でした。

新たに事務所を構えることになったことをきっかけに、今後の事業運営に必要なIT環境を一から整備することになりました。

ご相談いただいた内容・お客様の悩み

新しい事務所への移転にあたり、顧客から提出される申請資料や個人情報を安全に管理できる環境を構築したいというご相談をいただきました。

行政から認可を受けて行う事業であるため、必要に応じて行政機関による監査が実施されることがあり、IT環境についても指摘を受けないよう、一定水準のセキュリティ対策を整備しておく必要がありました。

一方で、従業員数が少なく専任のIT担当者を配置する予定もなかったため、サーバやバックアップ機器、UTMなどを事務所内へ多数設置し、自社で管理する構成にはしたくないという要望がありました。

特に以下の要望がありました。

  • 顧客から提出される申請資料を安全に保存したい
  • 経営層と一般従業員でアクセスできる情報を分けたい
  • 顧客情報や個人情報を適切に管理したい
  • 正社員とパート社員でアクセス可能なフォルダを分けたい
  • 行政監査時にも説明できるセキュリティ環境を整備したい
  • 事務所内にできるだけサーバやIT機器を設置したくない
  • IT管理者を置かなくても運用できる構成にしたい

課題と実施内容

THEME 01

社内にファイル共有や権限管理の仕組みがない

社員ごとにパソコンを利用し、ファイル共有をメールで行っていたため、顧客資料や社内情報を一元管理できる環境がありませんでした。

課題の内容

導入前は社員間でファイルを共有する場合、メールにファイルを添付してやり取りしていました。

この方法では、同じ資料が複数のパソコンやメールボックスに保存されるため、どのファイルが最新版なのか分かりにくくなります。

また、顧客から提出される申請資料や個人情報など、取り扱いに注意が必要な情報についても、保存場所やアクセス権限を明確に管理する仕組みがありませんでした。

新事務所の開設にあたり、全社員で利用できるファイル共有環境と、役割に応じてアクセスできる情報を制御できる仕組みが必要でした。

提案方針

TOPLink Host上にWindows Serverを構築し、Active Directoryによるユーザー管理と共有フォルダによるファイル管理を行う構成を提案しました。

経営層、正社員、パート社員などの役割に応じてActive Directoryグループを設定し、共有フォルダへのアクセス権限を管理することで、必要な情報だけを必要な利用者へ公開できる構成としました。

この提案を採用いただいた理由

事務所内にサーバを設置する必要がなく、Windows Serverをデータセンター側で運用できる点を評価いただきました。

また、社員数が少なくIT管理者がいない環境でも、ユーザー管理や権限設定を当社へ相談できるため、自社で複雑なサーバ管理を行う必要がないことも採用理由となりました。

TOPLink Host上にWindows ServerとActive Directoryを構築

  • TOPLink Host上にWindows Serverを構築
  • Active Directoryを導入
  • 社員ごとのユーザーアカウントを作成
  • 経営層・正社員・パート社員など役割別グループを設定
  • 共有フォルダを用途別に構成
  • 顧客情報・個人情報などのアクセス権限を設定
  • 管理情報と一般業務情報を分離
RESULT

顧客資料や社内情報を一元管理し、役割に応じたアクセス制御が可能に

メールによるファイル共有から、Windows Server上の共有フォルダを利用する運用へ変更しました。

Active Directoryによって社員ごとのアカウントと権限を管理することで、経営情報や個人情報などについて、必要な利用者だけがアクセスできる環境を構築しました。

THEME 02

行政監査にも説明できるセキュリティ環境を整備したい

行政認可事業として、外部から確認を受けた場合にも説明できるネットワークセキュリティ対策が必要でした。

課題の内容

事業上、顧客情報や個人情報を取り扱うため、インターネット接続についても一定水準のセキュリティ対策が必要でした。

特に行政から監査を受ける可能性があるため、「どのようなセキュリティ対策を実施しているか」を対外的に説明できる状態にしておく必要がありました。

一方で、自社内へUTMを設置して設定・監視・ライセンス管理を継続することは、IT管理者がいない企業には負担となります。

提案方針

TOPLinkを導入し、事務所からのインターネット通信を当社データセンター側へ集約する構成を提案しました。

TOPLink 総合脅威対策を利用することで、事務所側へUTMを設置せず、データセンター側のUTMによってインターネット通信を保護します。

この提案を採用いただいた理由

UTMを自社で購入・設置・管理する必要がなく、セキュリティ機能をサービスとして利用できることが評価されました。

また、行政監査などでIT環境について確認された場合にも、UTMを利用した境界セキュリティ対策を実施していることを説明できる点も重要でした。

インターネットセキュリティをデータセンター側へ集約

  • TOPLinkを導入
  • 事務所にはTOPLink接続用ルータのみ設置
  • インターネット通信をデータセンター側へ集約
  • UTMによる通信制御
  • ファイアウォール
  • IPS
  • Webアクセス制御
  • マルウェア対策
  • UTMの設定・監視を当社側で実施
RESULT

IT管理者を置かずに、対外的にも説明できるセキュリティ環境を構築

事務所側で複雑なセキュリティ機器を運用する必要なく、ネットワーク境界のセキュリティ対策を導入できました。

行政監査などでIT環境について確認された場合にも、UTMによるセキュリティ対策を実施していることを説明できる環境となりました。

THEME 03

事務所内にサーバやバックアップ機器をできるだけ置きたくない

限られた事務所スペースをサーバやUPS、バックアップ装置などの設置に使いたくないという要望がありました。

課題の内容

一般的なオンプレミス構成では、Windows Server本体に加えて、UPSやバックアップ用ストレージなど複数の機器を事務所内へ設置する必要があります。

小規模な事務所では、これらの機器を置くためのスペースだけでなく、電源、空調、故障対応、バックアップ管理なども負担となります。

提案方針

サーバ、バックアップ、セキュリティ機能をTOPLink側へ集約し、事務所側にはTOPLink接続用のルータを中心とした最低限の機器だけを設置する構成を提案しました。

この提案を採用いただいた理由

複合機販売会社からは、サーバ、UPS、バックアップ装置、UTMなどを事務所内へ設置する構成で、まとまった初期投資が必要となる提案を受けていました。

TOPLinkを利用することで、これらを個別に購入する必要がなく、初期コストと設置スペースの両方を抑えられる点を評価いただきました。

事務所内のIT機器を最小限に抑えた構成

  • サーバをTOPLink Hostへ配置
  • バックアップをデータセンター側で実施
  • UTMをデータセンター側へ集約
  • 事務所側はTOPLink接続用ルータを中心とした構成
  • サーバ・UTM等の運用を当社側で実施
RESULT

事務所スペースをIT機器に占有されず、初期投資も抑制

事務所内へサーバ、UPS、バックアップ装置、UTMなどを個別に設置する必要がなくなりました。

IT機器の設置スペースを抑えながら、一般的に必要となるサーバ、セキュリティ、バックアップ環境を導入できました。

THEME 04

在宅勤務でも会社の情報へ安全にアクセスしたい

自宅など事務所以外からも、社内ファイルへ安全にアクセスできる環境が必要でした。

課題の内容

Windows Serverに業務データを集約した場合でも、利用できる場所が事務所内だけでは、在宅勤務や緊急時の業務継続に対応できません。

そのため、自宅などからも社内リソースへ安全にアクセスできる方法が必要でした。

提案方針

TOPLink VPNを利用し、社外からTOPLinkネットワークへ安全に接続できる環境を構築することを提案しました。

TOPLink VPNによるリモートアクセス環境を構築

  • TOPLink VPNを導入
  • 自宅など社外からTOPLinkへ接続
  • Windows Server上の共有フォルダへアクセス可能な環境を構築
  • Active Directoryの権限をそのまま適用
RESULT

在宅勤務でも社内と同じ権限で業務データを利用可能に

社外からもTOPLink VPNを経由してWindows Serverへアクセスできるようになり、在宅勤務にも対応できる環境となりました。

アクセス権限はActive Directoryで管理されているため、利用場所が変わっても社員ごとの権限を維持したまま利用できます。

第2期:6年後のIT基盤再整備とAI活用

導入から6年後の環境変化

初期導入から約6年が経過し、業務のデジタル化が進む中で、新たな業界システムの導入や行政関連システムの利用が増えてきました。

これに伴い、ネットワーク境界だけではなく、業務に利用する端末そのもののセキュリティ管理が重要になりました。

また、生成AIの業務利用が現実的になったことから、これまで蓄積してきた申請資料、見積書、請求書、メールなどの業務情報をAIで活用できる環境へ発展させることになりました。

第2期のご要望

  • 業界システムへアクセスする端末のセキュリティを強化したい
  • 行政関連システムを利用するため、将来的なSCS評価制度も見据えた対策を行いたい
  • 電子申請される業務データを適切に保存したい
  • Microsoft 365を活用した情報管理へ移行したい
  • AIを利用して業務効率化を進めたい
  • 既存Windows Serverの情報もAIで活用したい
  • 従来のアクセス権限を維持したままAIを利用したい

THEME 05

業界システムへアクセスする端末のセキュリティを管理したい

ネットワーク側のセキュリティ対策に加え、業務端末についても一定のセキュリティ状態を維持・確認できる仕組みが必要になりました。

課題の内容

新たに導入する業界システムや行政関連システムでは、機密性の高い情報を取り扱います。

従来のTOPLink 総合脅威対策によってインターネット境界は保護されていましたが、今後は端末自体のセキュリティ状態についても管理する必要がありました。

また、将来的なSCS評価制度への対応を見据え、端末管理、マルウェア対策、セキュリティ状態の可視化などを体系的に行える環境を整備する必要がありました。

提案方針

Microsoft 365 Business Premiumを導入し、IntuneとDefender for Businessによって端末管理と端末セキュリティを統合することを提案しました。

Microsoft 365による端末管理・セキュリティ強化

  • Microsoft 365 Business Premiumを導入
  • Intuneによる端末管理
  • Defender for Businessによるエンドポイント保護
  • 端末のセキュリティ状態を一元管理
  • 業務システム利用を想定したセキュリティポリシーを設定
#TOPLink#Microsoft 365 Business Premium#Microsoft Intune#Microsoft Defender for Business
RESULT

ネットワークと端末の両方を管理するセキュリティ構成へ

従来のネットワーク境界対策に加えて、各端末のセキュリティ状態も管理できるようになりました。

業務システムへアクセスする端末が適切な状態で利用されているかを把握しやすくなり、将来的なセキュリティ評価制度への対応も見据えた基盤となりました。

THEME 06

業務情報をAIで利用できる形に整理したい

生成AIを導入するだけではなく、過去の業務情報をAIが参照しやすい形に整理する必要がありました。

課題の内容

これまで蓄積された申請資料、見積書、請求書、メール、共有フォルダなどには、業務上有用な情報が多く含まれています。

一方で、作業途中のデータや不要なファイルを無条件にAIへ参照させると、回答精度を低下させる原因になります。

そこで、AI導入と同時に、「どの情報をAIへ参照させるか」という情報管理そのものを見直す必要がありました。

提案方針

完了した業務資料をSharePointへ整理して保存し、AIが参照する情報源として利用する構成を提案しました。

また、メールについてもMicrosoft 365へ移行し、業務上のコミュニケーション情報をAIから利用できる環境へ統合しました。

AI利用を前提とした情報管理環境へ再構成

  • 完了済み申請資料をSharePointへ保存
  • 見積書・請求書などの完了済み業務資料をSharePointへ保存
  • 作業途中データと確定済みデータを整理
  • メールをMicrosoft 365へ移行
  • Exchange Online上のメールをAI活用対象へ
  • AIが参照する情報源を整理
#Microsoft 365#SharePoint Online#Microsoft 365 Copilot#Exchange Online
RESULT

確定した業務情報を中心にAIが回答できる環境へ

AIが参照するデータを確定済みの業務資料へ整理したことで、不要な情報によるノイズを抑えながら回答を生成できる環境となりました。

過去の案件情報や申請資料を人が探し回るのではなく、AIへ質問することで関連情報を確認できるようになり、情報検索にかかる時間を削減しました。

THEME 07

既存Windows Serverの情報もAIで活用したい

6年間利用してきたWindows Server上の業務情報とMicrosoft 365を分断せず、同じAI環境から利用したいという要望がありました。

課題の内容

初期導入時に構築したWindows Serverには、現在も日常業務で利用している情報が保存されています。

Microsoft 365へ新しい情報を集約しても、Windows Server側の過去情報をAIから利用できなければ、情報が分断された状態になります。

一方で、Windows Server上ではActive Directoryによって厳密なアクセス権限が設定されているため、AI導入によって権限管理を崩すことはできません。

提案方針

既存のWindows Server Active DirectoryとMicrosoft Entra IDを連携し、TOPLink側の既存IT基盤とMicrosoft 365を統合した認証・情報利用環境を構築しました。

AIが情報を参照する際にも、利用者が本来アクセスできる範囲を超えて情報を取得しないことを重視して設計しました。

Active DirectoryとEntra IDを連携し、オンプレミスとクラウドを統合

  • Windows Server Active DirectoryとMicrosoft Entra IDを連携
  • 既存ユーザー情報とMicrosoft 365アカウントを統合
  • Windows Server共有フォルダをAI活用対象へ
  • SharePointとWindows Server双方の情報を利用できる構成
  • 既存のアクセス権限を維持したAI利用環境を構築
#Microsoft 365#Microsoft Entra ID#TOPLink#TOPLink Host#Windows Server#Active Directory#Microsoft 365 Copilot
RESULT

6年前に構築したIT基盤を残したまま、AI活用基盤へ発展

Windows ServerとMicrosoft 365を分断された別システムとして扱うのではなく、認証基盤を連携させることで、一体的に利用できるようになりました。

従来のActive Directoryによるアクセス権限を維持したまま、Windows ServerとMicrosoft 365双方の情報をAI活用へつなげることができました。

THEME 08

AIを単なるチャットではなく、実際の業務処理に利用したい

生成AIへの質問だけではなく、日常的に発生する定型業務そのものをAIによって効率化したいという要望がありました。

課題の内容

ChatGPTなどの一般的な生成AIは利用経験がありましたが、自社固有の業務情報を理解した回答や、自社の業務フローに沿った処理を行うことはできませんでした。

そこで、蓄積した業務資料を参照するだけではなく、日常的に繰り返される作業をAIエージェントによって効率化することを検討しました。

提案方針

Microsoft 365と既存業務情報をAIの情報源として利用し、自社業務に合わせたAIエージェントを構築しました。

自社業務に特化したAIエージェントを構築

  • 過去の業務資料を参照するAIチャット環境を構築
  • 見積り作成支援
  • メール返信作成支援
  • 案件管理シート作成支援
  • 定型業務をAIエージェント化
  • 利用者の権限に応じた情報参照を実装
#Microsoft 365#Microsoft 365 Copilot#SharePoint#TOPLink AI#AIエージェント
RESULT

情報検索だけでなく、日常業務そのものをAIで効率化

自社の過去資料や業務情報を参照したAIを利用することで、一般的な生成AIよりも業務に即した回答を得られるようになりました。

さらに、見積り作成、メール返信、案件管理シート作成などの定型作業をAIエージェントへ移すことで、社員が他の業務へ使える時間を増やすことができました。

導入した全体構成

初期導入

  • TOPLink
  • TOPLink Host
  • Windows Server
  • Active Directory
  • 共有フォルダ
  • TOPLink 総合脅威対策
  • TOPLink Backup
  • TOPLink VPN

6年後の追加構成

  • Microsoft 365 Business Premium
  • Microsoft Entra ID
  • Microsoft Intune
  • Microsoft Defender for Business
  • Exchange Online
  • SharePoint Online
  • Microsoft 365 Copilot
  • TOPLink AI
  • AIエージェント
  • Active Directory / Entra ID連携

導入後、全体としてどう変わったか

導入後の変化

「小規模事務所のIT基盤」から「AIを活用できる統合IT基盤」へ

導入当初は、レンタルオフィスで社員が個別にパソコンを利用し、ファイルをメールでやり取りする環境でした。

新事務所への移転をきっかけにTOPLinkを導入し、Windows Server、Active Directory、ファイル共有、UTM、バックアップ、リモートアクセスを整備しました。

事務所内には必要最低限の機器だけを設置し、サーバやセキュリティ機能をデータセンター側へ集約することで、IT管理者がいない小規模企業でも運用できるIT基盤を構築しました。

その後6年間にわたってこの基盤を利用し、2026年にはMicrosoft 365 Business Premium、Intune、Defender for Businessを導入して、端末まで含めたセキュリティ管理へ拡張しました。

さらに、SharePoint、Exchange Online、既存Windows Serverの情報をAIで利用できるように整理し、Microsoft 365 CopilotやAIエージェントを活用することで、情報検索だけではなく、見積り作成やメール返信、案件管理などの日常業務もAIで効率化できる環境へ発展しました。

TOPLink導入時に構築したActive Directoryの権限管理を維持しながらMicrosoft Entra IDと連携したことで、既存IT資産を捨てることなく、セキュリティとAI活用を段階的に拡張できる構成となっています。

お客様の声

初期導入時

複合機販売会社からは、サーバ、UPS、バックアップ装置などの導入で数百万円、さらにUTMについても大きな費用がかかる提案を受けていました。

TOPLinkを利用したことで初期コストを抑えることができ、事務所内に大きなサーバ設備を置く必要もなかったため、事務所を広く使える点も非常に良かったです。

自社にIT管理者がいなくても、権限管理、バックアップ、セキュリティをまとめて確保することができ、対外的にもIT対策を行っていると説明できるようになりました。

AI導入後

ChatGPTなどの生成AIは使ったことがありましたが、自分たちの業務に特化したAI環境を実際に使ってみて、回答の具体性に驚きました。

過去に完了した業務資料を参照して回答してくれるため、自分で資料を探す手間が減ったことを実感しています。

また、AIエージェントによって見積り作成、メール返信、案件管理シート作成などの定型作業が簡単になり、その分ほかの業務へ時間を使えるようになりました。

とくじ担当者コメント

初期導入時

今回の導入で印象的だったのは、TOPLinkについて「事務所ITの拡張領域として使うものです」と説明した際に、お客様に非常に納得していただけたことです。

事務所側にはルータを中心とした最低限の設備だけを設置し、サーバ、バックアップ、セキュリティなどをデータセンター側へ配置することで、小規模な企業でもIT管理者を配置せず、一般的に必要となるIT環境を整備できます。

TOPLinkの特徴を分かりやすく示せた事例だったと考えています。

6年後のAI導入時

6年前に構築したActive Directoryと今回導入したMicrosoft Entra IDを連携させ、既存のTOPLink環境とMicrosoft 365を一体として利用できることを重視して設計しました。

特に重要だったのは権限管理です。

AIが便利になっても、本来その社員が閲覧できない経営情報や個人情報までAI経由で取得できてしまえば、業務システムとして利用することはできません。

そこで、既存のActive DirectoryとMicrosoft 365側の権限をできるだけ維持しながら、利用者の権限を超えた情報をAIが参照しないことを前提として構築しました。

この点については経営層からも安心してAIを利用できるという評価をいただきました。

今回の構成は、既存IT環境をすべてクラウドへ置き換えるのではなく、TOPLink上で長年利用してきたWindows ServerとMicrosoft 365を接続し、その上にAIを載せるという考え方です。

IT基盤を一度構築して終わりではなく、企業の成長や技術の変化に応じて段階的に発展させることができた事例だと考えています。

この事例の主題

小規模な行政認可事業者の新事務所開設にあわせて、TOPLinkを基盤にWindows Server、Active Directory、境界セキュリティ、バックアップ、リモートアクセスを構築。その後6年間利用した既存IT基盤を活かしながらMicrosoft 365、端末管理、Entra ID、Copilot、AIエージェントへ拡張し、セキュリティと権限管理を維持したままAI活用基盤へ発展させた事例。