THEME 01
複数のSaaSへ認証・情報・権限が分散している
Google Workspace、Dropbox、Slackなどを個別に利用しており、ユーザーや権限、社内情報をIT基盤全体として管理できていませんでした。
課題の内容
導入前は、それぞれの用途に適したクラウドサービスを組み合わせて利用していました。
各サービス単体では問題なく運用できていたものの、利用サービスが増えるにつれて、ユーザー作成・削除、アクセス権限、アカウント管理などをサービスごとに行う必要がありました。
また、業務情報についても、
- メールはGmail
- ファイルはDropbox
- コミュニケーションはSlack
- スケジュールはGoogleカレンダー
というように分散していました。
通常業務だけを考えれば大きな問題ではありませんでしたが、AIが社内情報を横断して利用する環境を作る場合、この情報の分散が大きな課題となります。
提案方針
単純にGoogle WorkspaceをMicrosoft 365へ置き換えるのではなく、最初に現在利用しているSaaS、ユーザー、端末、情報、権限、セキュリティ対策を整理しました。
その上で、
- Google Workspaceを継続する構成
- Microsoft 365を中心へ移行する構成
を比較しました。
Windows端末管理、エンドポイントセキュリティ、Microsoft Office、認証、情報管理、Microsoft Copilot、将来的なAI Agentまで含めて検討した結果、Microsoft 365 Business Premiumを中核としたIT基盤へ段階的に移行する方針としました。
この提案を採用いただいた理由
Google Workspaceを継続することも技術的には可能でした。
しかし、AIだけではなくWindows端末、セキュリティ、認証、Office、ドキュメント管理まで含めて考えると、Microsoft 365を中心に統合することで管理対象を減らしやすくなります。
また、AIが利用する情報基盤とユーザーの認証・アクセス権限をMicrosoft 365上で連携できることも重要な判断材料となりました。
IT環境全体を調査し、Microsoft 365を中心に再設計
- 利用中SaaSの棚卸し
- ユーザー・アカウントの整理
- 共有設定・アクセス権限の確認
- Windows端末の利用状況確認
- PCセキュリティ環境の確認
- Google Workspace継続案との比較
- Microsoft 365移行計画を作成
- 一括移行ではなく段階移行方式を採用
複数サービスを個別に管理する環境から、Microsoft 365を中心としたIT基盤へ
サービス単位でITを考えるのではなく、認証、端末、セキュリティ、情報管理、AI利用を含めて全体構成を整理しました。
これにより、現在必要なIT環境だけでなく、将来的なAI利用まで含めた段階的な移行方針を定めることができました。
