CASE STUDY

金融・証券・投資信託システムにおけるチームSES・プロジェクトマネジメント支援

金融・証券・投資信託関連の長期・大規模システム開発プロジェクトへチームSESとして参画し、システム開発だけでなく、プロジェクト計画、進捗管理、品質管理、課題・リスク管理、変更管理、関係者・他ベンダー調整、リリース管理まで一貫して支援。チーム内で業務・システム知識を蓄積・共有することで、属人化を抑えながら継続的なプロジェクト支援を行っている事例。

業種
金融・証券
従業員数規模
非公開
拠点数
非公開
地域
非公開

導入前のお客様環境

金融・証券・投資信託分野のシステムでは、通常の業務システム以上に高い正確性、安定性、品質管理が求められます。

また、プロジェクトの規模が大きくなると、

  • 複数の業務システム
  • 複数の開発チーム
  • 利用部門
  • システム部門
  • 他ベンダー
  • インフラ・運用担当

など、多くの関係者が同時に関わることになります。

そのため、個別機能の開発だけでなく、関連システムへの影響、工程間の依存関係、品質状況、リリース計画まで含めて全体を管理する必要があります。

当社では、こうした金融系システムの開発プロジェクトへ複数名のチームとして長期的に参画し、開発業務だけでなく、プロジェクトマネジメントまで含めた支援を行っています。

ご相談いただいた内容・お客様の悩み

金融系システムの開発では、単純に開発要員を追加するだけではプロジェクト全体の安定化につながらないケースがあります。

特に大規模案件では、

  • 開発状況がチームごとに分散する
  • 課題の影響範囲が見えにくい
  • 関係者間で仕様認識に差が生じる
  • 他システムとの調整に時間がかかる
  • 品質上の問題が後工程で顕在化する
  • リリース直前に課題が集中する
  • 長期案件で知識が特定メンバーへ属人化する

といった問題が発生しやすくなります。

そのため、開発作業と並行して、プロジェクト全体を継続的に把握し、問題が大きくなる前に調整する役割が必要でした。

課題と実施内容

THEME 01

複数チーム・ベンダーが関わるプロジェクト全体を管理したい

大規模な金融システムでは、個別チームの進捗だけではなく、関連システムや他ベンダーを含めた全体管理が必要でした。

課題の内容

金融・証券・投資信託システムでは、一つの機能変更であっても複数システムに影響することがあります。

個別の開発チームが自分たちの担当範囲だけを管理している場合、

  • 他システム側の対応が遅れている
  • 前提となる仕様が確定していない
  • インターフェース変更が共有されていない
  • テスト環境やリリース日程が競合する

といった問題が発生する可能性があります。

そのため、プロジェクト全体を俯瞰し、関係するチームやベンダーと調整しながら進行する必要がありました。

提案方針

開発メンバーとして参画するだけでなく、プロジェクトマネジメント機能を担い、開発チーム、関連部署、他ベンダーを含めた進捗・課題・リスクを継続的に管理する体制としました。

この提案を採用いただいた理由

当社が個人単位ではなくチームとして継続参画し、技術面だけでなく業務や関連システムの背景を理解しながら支援できる点を評価いただきました。

また、開発作業とプロジェクト管理を分断せず、現場の実態を把握した上で調整できることも継続的な支援につながっています。

プロジェクト全体の進行管理

  • 開発スケジュール策定
  • WBS・進捗状況の確認
  • 各チームの進捗把握
  • 関連システムとのスケジュール調整
  • 他ベンダーとの作業調整
  • 会議・レビューの進行
  • リリースまでの工程管理
  • 遅延発生時の対応方針調整
#チームSES#プロジェクトマネジメント#PM支援#システム開発支援
RESULT

個別開発だけでなく、プロジェクト全体を見ながら進行できる体制へ

各チームの進捗を個別に確認するだけでなく、関連システムや他ベンダーを含めて全体の状況を継続的に把握できるようになりました。

問題が発生した場合にも、どの工程・システム・関係者へ影響するのかを整理した上で対応方針を調整できる体制を維持しました。

THEME 02

課題やリスクを早期に把握し、問題の拡大を防ぎたい

金融システムでは、小さな認識違いや対応遅れが後工程で大きな影響につながるため、早期の課題・リスク管理が必要でした。

課題の内容

大規模システムでは、開発初期には小さく見える問題でも、後工程になるにつれて影響が拡大する場合があります。

例えば、

  • 仕様認識の不一致
  • 外部システムとのインターフェース差異
  • テストデータ不足
  • 開発スケジュールの遅れ
  • 品質上の懸念
  • 関係者間での意思決定待ち

などが放置されると、結合テストや総合テスト、リリース直前に大きな問題として表面化します。

提案方針

課題・リスクを一覧化し、担当者、影響範囲、対応期限、優先度を明確にした上で継続管理しました。

単純に課題件数を管理するのではなく、システム全体への影響を考慮して優先順位を判断することを重視しました。

課題・リスク管理を継続的に実施

  • 課題一覧の作成・更新
  • リスクの洗い出し
  • 影響範囲の確認
  • 優先度設定
  • 対応担当者・期限の設定
  • 定例会議での状況確認
  • 関係者へのエスカレーション
  • 問題発生前の対応策検討
#プロジェクトマネジメント#課題管理#リスク管理#PMO支援
RESULT

問題が大きくなる前に関係者で共有・対応できる状態を維持

課題やリスクを継続的に可視化することで、問題が顕在化してから対応するのではなく、早い段階で関係者と共有し対応方針を検討できるようになりました。

特に、他システムや他チームへの影響がある課題について、早期調整を行うことで後工程への影響抑制を図りました。

THEME 03

金融システムとして必要な品質を確保したい

スケジュールだけを優先するのではなく、仕様・レビュー・テスト・変更管理を通じて品質を継続的に確認する必要がありました。

課題の内容

金融・証券・投資信託システムでは、小さな不具合であっても、取引、顧客情報、金額計算、帳票、外部システム連携などへ影響する可能性があります。

そのため、開発完了だけをもって工程を進めるのではなく、

  • 要件・仕様が正しいか
  • 設計内容が要件と一致しているか
  • テストが十分か
  • 変更による影響範囲が確認されているか

を各工程で確認する必要があります。

提案方針

プロジェクト進行と並行して品質状況を確認し、レビュー・テスト・変更管理を工程管理の中に組み込みました。

品質管理をプロジェクト進行と一体化

  • 要件・仕様確認
  • 設計レビュー
  • ソース・成果物レビュー
  • テスト計画確認
  • テスト結果確認
  • 不具合状況の把握
  • 品質指標の確認
  • 仕様変更時の影響範囲確認
  • リリース判定に必要な情報整理
#システム開発支援#品質管理#レビュー支援#テスト管理
RESULT

スケジュールと品質の両方を確認しながらプロジェクトを進行

進捗だけではなく品質状況を継続的に確認することで、単純に予定日どおり工程を進めるのではなく、必要な品質を確保した上で次工程へ進むことを重視したプロジェクト運営を行いました。

THEME 04

仕様変更や問題発生時の影響範囲を正確に把握したい

複数システムが連携する環境では、一つの変更が他システムへ影響するため、変更管理と影響確認が重要でした。

課題の内容

金融システムでは、一つの画面や機能だけで処理が完結せず、

  • 外部システム
  • バッチ処理
  • データベース
  • 帳票
  • インターフェース
  • 後続システム

など複数の要素が連携する場合があります。

そのため、仕様変更や不具合対応を行う際には、その変更がどこまで影響するのかを確認せずに進めることはできません。

提案方針

変更内容だけでなく、関連する機能、システム、テスト範囲、リリース計画まで確認し、必要な関係者と調整する運用を行いました。

変更・影響管理

  • 変更内容の整理
  • 関連機能の確認
  • 関連システムへの影響確認
  • 他ベンダーへの確認
  • テスト範囲の見直し
  • スケジュール影響確認
  • リリース内容への反映
  • 関係者への変更共有
#プロジェクトマネジメント#変更管理#影響分析#関係者調整
RESULT

変更による想定外の影響を抑えながら対応

仕様変更や問題対応の際に影響範囲を整理した上で関係者と調整することで、個別対応による他システムへの影響を抑えるように進行しました。

THEME 05

長期案件でも安定して支援できる体制を維持したい

個人の知識に依存せず、業務・システム知識をチーム内で共有しながら継続支援できる体制が必要でした。

課題の内容

長期プロジェクトでは、担当者の変更や増員・減員が発生することがあります。

個人単位での参画の場合、業務知識やシステム知識が特定の担当者へ集中し、その担当者が離任した際に引き継ぎ負担が大きくなる可能性があります。

金融システムでは業務知識の蓄積も重要であるため、単純な技術者の交代だけでは対応が難しいケースがあります。

提案方針

個人SESではなく複数名のチームとして参画し、プロジェクト内で得られた業務知識・技術情報・課題情報をチーム内で共有する体制としました。

また、プロジェクト状況に応じて、開発担当、リーダー、PM支援など役割を調整できる体制を維持しました。

この提案を採用いただいた理由

長期間の参画によって業務・システム双方の知識が蓄積されており、単純な要員補充ではなく、プロジェクトの背景を理解した上で対応できる点を評価いただきました。

チームSESによる継続支援

  • 複数名によるチーム参画
  • 業務知識の共有
  • システム知識の共有
  • 開発ルール・手順の共有
  • メンバー間レビュー
  • 新規参画者への引き継ぎ
  • 状況に応じた役割変更
  • 開発からPM支援まで幅広く対応
#チームSES#プロジェクトマネジメント#システム開発支援#ナレッジ継承
RESULT

属人化を抑えながら長期的に安定した支援を継続

チームとして業務・システム知識を蓄積することで、特定メンバーだけに依存しない支援体制を構築しました。

プロジェクト状況に応じて担当領域を調整できるため、開発要員としてだけでなく、リーダー・進捗管理・品質管理など必要な役割へ柔軟に対応しています。

THEME 06

リリースまで含めてプロジェクトを安定して進めたい

開発完了だけでなく、テスト、移行、リリース、本番確認まで含めた一連の工程管理が必要でした。

課題の内容

金融システムでは、アプリケーション開発が完了しても、すぐに本番稼働できるわけではありません。

リリースに向けて、

  • テスト完了確認
  • 不具合収束確認
  • 関係システムとのタイミング調整
  • 移行手順確認
  • リリース手順確認
  • 障害時の切り戻し方法確認

などが必要です。

複数システムが関係する案件では、リリース工程自体が一つのプロジェクトになります。

提案方針

開発工程だけではなく、リリースまでを一連のプロジェクトとして管理し、必要な準備状況を関係者と確認しながら進行しました。

リリース進行管理

  • リリース計画策定
  • テスト完了状況確認
  • 残課題確認
  • 関連システムとの日程調整
  • リリース手順レビュー
  • 移行手順確認
  • 本番作業進行
  • リリース後の確認
  • 問題発生時の対応調整
#プロジェクトマネジメント#システム開発支援#リリース管理
RESULT

開発から本番リリースまで一貫してプロジェクトを支援

開発完了だけをゴールとせず、本番リリースまで必要な作業と関係者を整理し、プロジェクト全体の進行を支援しました。

関連して実施した見直し

当社の支援では、プロジェクトマネジメントとシステム開発を別々の業務として扱っていません。

実際の設計・開発・テストへ関与しながら、

  • 進捗
  • 品質
  • 課題
  • リスク
  • 仕様
  • 関連システム
  • リリース

を把握することで、現場の実態に沿ったプロジェクト管理を行っています。

また、長期間継続して参画することで、単なるシステム仕様だけではなく、業務背景や過去の経緯についても知識を蓄積しています。

この蓄積によって、新しい案件や変更要求が発生した際にも、既存システムとの関係や過去の対応を踏まえながら支援できる体制となっています。

導入した全体構成

プロジェクトマネジメント

  • プロジェクト計画
  • スケジュール管理
  • 進捗管理
  • 課題管理
  • リスク管理
  • 品質管理
  • 変更管理
  • リリース管理

開発・品質支援

  • 要件・仕様確認
  • システム設計
  • 開発支援
  • レビュー
  • テスト支援
  • 不具合管理
  • 影響範囲確認

関係者調整

  • 利用部門との調整
  • システム部門との調整
  • 関連システム担当との調整
  • 他ベンダーとの調整
  • 開発チーム間の調整

チームSES

  • 複数名による継続参画
  • 業務知識の蓄積
  • システム知識の蓄積
  • ナレッジ共有
  • メンバー育成・引き継ぎ

導入後、全体としてどう変わったか

導入後の変化

「開発要員の提供」ではなく「プロジェクトを継続して支えるチーム」へ

当社では、金融・証券・投資信託関連システムのプロジェクトへ、単純な開発要員としてではなく、複数名のチームとして継続参画しています。

長期参画によって業務・システム・プロジェクトの背景を理解し、開発だけでなく、

  • プロジェクト計画
  • 進捗管理
  • 品質管理
  • 課題・リスク管理
  • 関係者調整
  • リリース管理

まで支援しています。

その結果、プロジェクトの状況を継続的に把握しながら、問題の早期発見と関係者調整を行える体制となりました。

また、個人ではなくチームとして知識を共有することで、長期案件でも属人化を抑えながら継続的な支援を行っています。

お客様の声

長期間にわたってプロジェクトへ参画しているため、システムだけでなく業務やこれまでの経緯についても理解した上で対応してもらえる点が助かっています。

開発作業だけではなく、進捗や課題、他システムとの調整まで対応してもらえるため、プロジェクト全体を進める上で重要な役割を担ってもらっています。

問題が発生した場合にも、単に担当範囲だけを見るのではなく、関連システムや他チームへの影響まで確認しながら調整してもらえる点を評価しています。

複数名のチームとして参画しているため、特定の担当者だけに知識が集中せず、安定して支援を継続してもらえることも安心につながっています。

とくじ担当者コメント

金融・証券・投資信託システムのプロジェクトでは、技術力だけでなく、品質、スケジュール、変更管理、関係者調整を含めてプロジェクト全体を見ることが重要です。

特に大規模案件では、一つの問題が担当システムだけで完結するとは限りません。

関連システム、業務部門、他ベンダー、テスト工程、リリース計画など、どこへ影響する可能性があるのかを確認した上で対応する必要があります。

そのため、問題が発生してから対応するのではなく、できるだけ早い段階でリスクや課題を把握し、関係者と共有して対応することを重視しています。

また、金融系システムではスケジュールだけを優先することはできません。

仕様確認、レビュー、テスト、変更管理を丁寧に行い、必要な品質を確保した上で工程を進めることが重要です。

当社では長期間チームとして参画してきたことで、システム仕様だけでなく、業務やプロジェクトの背景についても知識を蓄積してきました。

この知識を個人に閉じずチーム内で共有することで、担当者の変更があっても継続的に支援できることが当社の強みだと考えています。

単に「SESで技術者を提供する」のではなく、お客様のプロジェクトの一員として、開発からマネジメントまで継続して支えることを重視しています。